売れない高校生女優・スズカゼには、幼いころから人の頭に乗る冠が見えていた。人が生まれながらに持つ冠は、性格や生き方などをすもので、スズカゼの頭にはいばらの冠が乗っている。ある日スズカゼが一緒に仕事をすることになった少年の頭には、やわらかな白い羽根の冠が乗っていた。
更新:2009/4/15
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僕――阿部直樹の背中には、抜けるような白さが自慢の翼があった。けれどその翼は、とある罪で失ってしまった。翼を失い、深夜の公園にたたずむ直樹の前に、クラスメイトの中村香澄が偶然あらわれる。彼女は直樹が翼を失った罪の、唯一の目撃者だった。 第146回コバルト短編小説新人賞、最終候補に残していただきました。
更新:2010/9/26
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小さな町にひっそりとたたずむ洋裁店『セシル』は、双子の姉妹が営む若い女性に人気の店だった。でもその店が、実は妹の一人二役で守られているということを知る人は誰もいなく、彼女は一人で悩みを抱えていたーー。
更新:2013/11/30
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放送部一の美声の持ち主・まどかの声が、出なくなってしまった。彼女の声は文字となり、僕のノートに移ってしまった。まどかの声が出なくなったのは、一月前の事故が原因だったーー。 某短編小説新人賞にて、もう一歩に残していただいた作品です。 自HPとあわせてこちらにも公開します。
更新:2013/8/4
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銀色のものが、こわい。優里は自分でも原因のわからない銀色恐怖症に悩まされていた。周囲ともうまくなじめず、頼れる人は保健室の巽先生だけ。変人として周囲から完全に浮いている巽先生と、優里は秘密の関係を築いていたーー。 某短編小説新人賞に投稿しましたが、選外でした。HPの公開とあわせてこちらにも投稿しました。
更新:2014/5/7
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涙がこぼれそうになるのを、私はずっと、我慢していた。高校生活最後の、卒業式というこの日に。私の恋は終わりをむかえるのだった。
更新:2010/4/29
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大学二年の夏休み。進学のため地元から離れていた美和子は、彼氏の悠馬を連れて故郷の漁師町に帰ってくる。夏祭りの夜、海の向こうにぽつぽつと灯る漁火の中から、悠馬はひとつの不思議な屋台を見つけた……。
更新:2010/4/11
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七海の通う羽生高校で、日常的に交わされる親しみをこめた挨拶は、ハグ――抱擁だった。いまだその習慣になれることのできない七海は、密かに思いを寄せている相手が、誰とでも抱擁を交わすことに苦痛を感じ始めていた。そしてある日、七海は雅行に、ハグをしないと宣言してしまうーー。
更新:2010/2/11
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夏美はクラスでナルシストといわれていた。いつも鏡で自分を見ているからだ。クラスでは浮いた存在になっているけれど、本人は特別それを気にしていなかった。そんな彼女に、同じクラスにいるもう一人のナルシスト、成沢が話しかけてくる……。
更新:2009/12/5
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